玄人志向のKURO-RSを購入した。ヨドバシカメラ札幌で5980円。
この製品、中身としてはBUFFALO PC-OP-RS1だそうで、
開発ツールがついてくる代わりに、コントロール用のソフトが付属しない
キワモノシリーズということで初期不良以外の保証がつかない
しかもPC-OP-RS1より高い(苦笑)という、
普通の人は絶対に買わない まさしくキワモノである。ちなみに開発ツールといっても、PC-OP-RS1が既にある程度解析されているので、
PC-OP-RS1でも、なんとかならないこともないらしい。
そんなわけで、セットアップだけしてみた。
- ドライバがない!
KURO-RSをPCへ接続したところ、いきなり問題が発生。
接続したPCはWindows XP Professional x64 Edition、ドライバーが対応してない!
が、これは予想の範囲内。PC-OP-RS1はx64未サポート。
- ドライバを捜す
ドライバがないからといって、このまま32bitのWinXPにつなぐのも悔しい。
とりあえず、開発資料の中にドライバでもないかと探してみるが見つからない。それならばと違う方法を考える。
開発資料(ControlSpec.pdf)にもあるが、この製品は
PCとの接続はUSBだが製品内部でUSB-シリアル変換を
行い赤外線コントローラに接続されている。となると、必要になるドライバは赤外線コントローラのドライバではなく、
USB-シリアル変換チップのドライバとなる。
USB-シリアル変換チップは、汎用品が使われてる可能性が高いわけで、
チップベンダーを調べて、ベンダーであればx64用ドライバが用意されている可能性が高い。これならいけそうだ。ということで、PC-OP-RS1用のドライバの内容を調べたところ、
チップベンダーは FTDI らしいことがわかった。USB-シリアル変換チップではよく見るメーカだ。ここに、x64用のドライバがあるので、それをダウンロードする。
- ドライバをインストール
上記URLでドライバをダウンロードできるが、
ダウンロードしたドライバはそのままではインストールできない。
ベンダーID等が微妙に違うところがあり、それを合わせる必要があるからだ。
PC-OP-RS1用のドライバのINFを参考にx64用のINFファイルを修正する。
修正内容は、差分をとって比較をしてみれば
なんとなくわかるだろうから詳細は割愛する。
修正を行ってドライバのインストールに成功すれば、
ドライバのインストールは終了だ。
- RemoteStationをインストール
動作テストとして、RemoteStationをインストールした。
OSのチェックが行われるため互換モードでの起動が必要だが、それ以外は問題なくすすむ。
これで、学習・送信と一通り実験したみたが問題なく動いているようだ。
投稿者 NMVL : 2007年2月17日 08:44